Apple製のチップの第4世代であるM4自体は、今年の5月に発表されました。
M4チップといえば、数週間前に製品のリークが封じられ、にわかに話題にもなりましたね。
そのM4チップを使った新製品のラインナップが、今週Appleから発表されそうです。
M4チップでは、特にAI関連のタスク、そしてゲーミングの性能が飛躍的に向上するようです。
今週発表されるのは、24インチのiMac、2種類のMac mini、そしてMacBook Pro(新しい16インチモデルと、14インチのローエンド/ハイエンドモデル)のようです。
M4チップの威力
あらゆるAI関連のタスクで、M4チップは威力を発揮します。
例えばM2チップの演算速度は、15.8 TOPS(Trillion Operations per Second)です。またM3ではiMacとMacBook Proで18TOPSと、M2よりも性能が上がっています。
一方、M4は、なんとM3のほぼ倍の38TOPSを誇ると言われています。
Apple Intelligenceなどのサービスを使うにしても、この高性能はAIタスクとの相性抜群になりそうです。
(Apple Intelligenceとは、生成AIを基盤にした人工知能プラットフォームで、Appleの製品で生成AIを利用した様々な機能が使えるサービスです。
残念ながら、日本では当面は使えそうにありません。)
Mac mini
新しいMac miniには、レイトレーシング機能が搭載されるようです。
レイトレーシング機能とは、光の現実世界での進み方、屈折や反射の仕方などを忠実に計算、再現することでよりリアルな映像を出力する技術のことです。
これによって、ゲーミング体験がより向上することが期待されます。
またMac miniは小型化すると見られ、Apple TVのセットトップボックスと同程度のサイズになる見込みだそうです。
大体一辺が10cm弱というくらいなので、とてもコンパクトになりそうです。
また製品の前方に2つのポートが付き、バージョンによっては後方に追加で3つのポートがつくそうです。
このサイズ感でM4の威力を遺憾無く発揮できるなら、日常使いで素晴らしい価値を提供してくれると思います。
iMac / MacBook Pro
Mac mini だけではなく、iMacとMacBook ProもM4チップ搭載モデルが発表されそうです。
また、ローエンド(低価格帯)のモデルのメモリ容量は、最低でも16ギガバイトになるだろうと予想されています。
MacBook Proでは、ベースモデルとして10CPUコアのもののみを発表する可能性がありそうです。
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